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新任の牧師を励ますことになればと、宮崎教会を訪ね日曜日の礼拝に出席しました。ネルソン牧師は土曜日には兼任する鹿児島教会の礼拝を担当しています。私が訪ねた日の前日もいつも通り鹿児島へでの働きを終え、宮崎へ帰宅しました。
夜になって急な来訪者があったそうです。日曜日の礼拝や着任後に始めた英語のプログラムに出席していたアフリカから留学中の若者の関係者でした。
留学生は数日前に事故で亡くなられたそうです。この方の国には火葬の文化はなく、とはいえ移送することもかなわず困った関係者はツテをたどって教会へ来られたとのこと。
ネルソン師は丁寧に説明し理解を得、夜遅くに安置された斎場にて皆で火葬前の祈りの時を持つことができ、同行した娘さんによると皆さんでの賛美の歌はとてもは美しかったそうです。
関係者の方々は英語ならばなんとかコミュニケーションがとれるという方々ばかりだったそうで、ネルソン師が担った役割はどれも私にはできないことばかりです。宮崎にこんな働きを担える牧師が派遣されていてよかったと心から思いました。１年生牧師のこの用い方に神の配剤を感じ、励ますつもりが却って励まされた日帰りのドライブ旅はなんともよいものとなりました。
安井宣生
